東南アジアのハブ、シンガポールの魅力とは?

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大胆な施策と先を見据えた計画で、快適なインフラを実現

いまや、国際ビジネスの拠点として注目されるシンガポール。東南アジアのハブとして知られ、金融、貿易、交通、物流などのネットワークが確立されていますが、シンガポールの魅力は、それだけではありません。戦略的なインフラ整備、政府による税制などの優遇措置のほか、産学官提携でITを中心にビジネス・インキュベーション(創業・新規事業支援)も行っており、世界で最も起業しやすい国のひとつと言われているのです。

交通インフラについては、シンガポールでは大胆な施策と先を見据えた計画が経済成長の原動力となっています。例えば、数年前には地下鉄の拡張工事の一方で、通勤ラッシュを緩和するために平日の早朝を無料にしたこともありました。また、有料道路の料金徴収は日本のETCと同様のシステムですが、車載器を義務づけたため、渋滞の原因となる開閉式のゲートや料金所はありません。

2017年10月には、ハブ空港と言われるチャンギ空港にターミナル4が誕生。そこには有人カウンターがなく、搭乗手続きや手荷物預けを乗客自身で行う新システムが導入されました。出国審査も機械のみで、パスポートの照合や指紋認証が終わるとゲートが開くという仕組み。また、手荷物検査はCT(コンピュータ断層撮影)方式で、ノートパソコンやタブレットをバッグから取り出す必要がないので、行列にイライラすることもありません。日本からターミナル4への直航便はまだありませんが、出張の多いビジネスマンが利用したい空港のひとつになるでしょう。

産学官が起業を支援。いまがシンガポール進出の絶好機!

シンガポールは国土の小さな国だからこそ、東南アジア全域はもちろん、グローバルな展開を目指す起業家が多いのが特徴です。その育成に政府も力を入れており、シンガポール国立大学(NUS)では起業に関する教育やサポートを行うインキュベーション事業を運営。また、大学近くには、ベンチャー企業やスタートアップ企業などが集まるオフィスビルがあり、家賃が安価で、政府も積極的に融資を行っています。

このように、政府による環境整備が進むシンガポールは、新規ビジネスをやりたい人、出資したい人には非常に魅力的な国といえるでしょう。先進事例、優良事例のある日本だからこそ、技術力と資金力にシンガポールも期待を寄せています。この機会に拠点を置く、あるいは、メリットをもたらすパートナーとなる企業や出資先を探すなど検討してみてはいかがでしょうか。弊社は、ビジネスとITのコンサルティング会社として、これまで多くの実績をあげてきました。新規ビジネスの設計、実行戦略はもちろん、ビジネスマッチングなど、海外進出を総合的に支援することが可能です。興味をお持ちの企業の方は、ぜひご相談ください。