拡大するアジアの化粧品市場に、日本の化粧品を売り込むには?

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知名度が低くても、日本発の“話題の商品”なら売れる!

デパートやドラッグストアで外国人観光客が化粧品を買い求める姿も、いまでは見慣れた光景になってきました。日本や韓国の化粧品は中国や東南アジアの女性に大変人気があります。経済成長による所得拡大が進み、女性の美容に対する意識が高まってきていることも理由のひとつでしょう。

中国、台湾に続いて、化粧品市場が伸びているタイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インドネシアの5か国を合わせると1兆円規模(※)といわれていますので、海外進出するなら今がチャンスといえそうです。

※参考データ:矢野経済研究所「2014年版 ASEAN 化粧品マーケティング総鑑」

しかし、大手化粧品メーカーが既に進出していますし、ネット販売でも、ブランド名や商品名で検索されるため、知名度が重要です。内容、品質、価格、あらゆる面で特徴のある商品でなければ、現地の消費者に受け入れてもらうのは難しいでしょう。

とはいえ、最近話題となった「水素水」が、免税店でよく売れているように、日本発の“話題の商品”であれば、大手メーカー品でなくても売れる可能性はあります。

また、ブームに乗ってターゲットを間違えず、しっかりとマーケティングを行えば、売れる可能性はさらに高くなります。昔、日本人女性が欧米に憧れたように、いま、多くのアジア人女性が日本のファッションやメイクに憧れています。例えば、人気の化粧品は日本と同じように「美白」と「可愛い系メイク」、そして「アンチエイジング」。

ベトナムやタイなどでは、日本や韓国ブランドの可愛い系メイク商品が女子大生やOLに売れています。品質やデザインの良さはもちろんですが、少量サイズにすることで単価を安くし、若い女性でも「ちょっとがんばれば買える」値段にしたのもよかったのでしょう。

免税店や越境ECサイトで、テスト販売からスタートしよう

商品が海外で売れるかどうか不安な場合は、「テスト販売」という方法もあります。弊社では日本国内の免税店、委託販売形式の越境ECサイトと提携しており、海外進出の足がかりとしてリスクが少ないのが魅力です。

しかし、知名度がない場合、ただ出品しただけでは売れません。「日本で売れ行きランキング○位!」「日本で話題!」「日本で密かに人気がある…」、といったキャッチコピーをつけるなど、プロモーションが重要になります。

免税店は訪日観光客がターゲットなので、いずれは現地に乗り込んで展示会に出品したり、小売店舗で販売したりすることも必要になってきます。その際には、たとえば中国のSNSやWEBマガジンなどで、人気タレントやモデル、有名コスメライターを通じて商品をアピールし、ブームを作り出すという方法もあります。

弊社では展示会の出展だけでなく、現地でのプロモーションも手がけていますので、自社商品を海外で展開したいとお考えの経営者の方、海外事業担当者の方は、ぜひ、ご相談ください。